saikaanin’s diary

転職ばかりしていたわたしの過去

寝る前ショーター4

まだ、寝るには早いので

ショーターの二次小説で
書いてない場面・・・

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「イージュン!シャワー空いたぞ」
ショーターがバスタオルを肩に引っ掛け
まだしずくの残る身体で叫ぶ

閉店後の張大飯店のテーブルで
うんうんいいながら、英語の勉強をしている
イージュンには聞こえていないらしく
ショーターは自分のシャツを探しながら
(姉貴がいねえと洗濯したシャツがどれかもわからねえ・・・)

「おーい、イージュン!シャワー空いたって!」
ようやくイージュンも気づき
「はーい」
と返事をし(はあ…わかんないこの英語のいいまわし)
2人はわからないわからないとうわの空で動いているので
間近にいることに気づかず、イージュンは壁のような
ショーターの背中にぶつかってしまう

「ゴメン、ショーター!」
振り返ったショーターの顔をイージュンは
まじまじと見つめると
「私、前から思ってたんだけどそのサングラス
ショーターの顔と一体化してるんだね」
「うっ、なんだと?!」
「だってさ、シャワー浴びるときはサングラス
外すでしょ、すごいよね」
「なにがすごい!お前からかってんのか?!」
イージュンはぶんぶん顔を横にふり
「本気」
「シャワー浴びるときは、ちゃんと外してるわい!!!このちび!」
「やだ!すぐにちびって言う!人の身体的特徴あげつらって
やんなっちゃう」
イージュンはニヤッと笑いホールのテーブルの向こうに
さっと逃げる
ショーターも半分笑いながらイージュンを
追いかける
「その雄鶏みたいなトサカも生まれ持ってのものでしょ?」
2人はげらげらわらいながらホール中を走り回り
とうとうイージュンはショーターに二の腕を
つかまれてしまう
「さあ、おちびさんさっさとシャワー浴びて
寝な。明日も学校だろ?」
「はーい」

ショーターはイージュンがシャワー室に消えたあと
ホールの椅子に座り
自分の手に残るイージュンの二の腕の感触に
(なんて、やわらかくてはかない身体なんだろう・・・)