saikaanin’s diary

転職ばかりしていたわたしの過去

2.黄色い砂②

学校まで、地下鉄で移動する

整備された台湾の美しい地下鉄に慣れている
イージュンには
暗くお世辞にもきれいとは言えない
ニューヨークの地下鉄は異世界への入り口
のように見える

語学学校のクラスは
インド人、韓国人、日本人、中国人、フランス人と
多人種構成だ。

年齢も10代から50代と幅が広い
 
自己紹介の時英語と少し日本語で話すと
日本人の青年がレッスンの後、にこやかに話しかけてきた

「よかった!ニューヨークにきて日本語聞けてうれしいよ」
「私のお母さん日本人なの」
「へー、じゃ君はトリリンガルだね!うらやましい!」

彼は美容師の資格をもっていて、さらにニューヨークで勉強中らしい
でも
「カットの技術は日本の方が高いんだって。だからなんでわざわざアメリカに来たの?
って不思議がられたよ。」