saikaanin’s diary

転職ばかりしていたわたしの過去

18.あなたは私に、あなたが何者であるかを証明する必要はない①

「ねえ、イージュン今日はお店休み?」
韓国人のイ・ジアが休憩時間に尋ねる
「なに?遊びに行くの」
「実はね・・・」

耳打ちされイージュンはちょっと驚き
「えー!大丈夫かな!!」
アメリカでの貴重な経験になると思うけどな」
とイ

少し離れたところからインド人マダムが
魅惑的な笑顔を浮かべ
「私も行くよ」
「俺も」
日本人の美容師、ワタルも笑顔で答える
「でさ、それとは別にお願いがあるんだ君に」
イージュンは自分で自分を指さすジェスチャーをする
「ジャニも、イもOKくれたんだ。マダムだけは絶対ダメだっていわれたけどね」
ちょっとマダムは苦笑い
ワタルのお願いってなんだろう・・・?



その夜遅く張大飯店へワタルに送ってもらい
戻ってきたイージュン
鼻歌を唄いながら中に入るとマーディアと
ばったり出くわした
「え?イージュン?」
驚いた顔でそう言うマーディア