saikaanin’s diary

転職ばかりしていたわたしの過去

寝る前ショーター11

手紙なんて、私はもう書かないけど


「カリフォルニア物語」では
ヒースのお兄さんのテレンスが車の事故で死んでしまう

ニューヨークにいたヒースはそのため
急遽カリフォルニアに帰ることになる

そして義姉のスージーから
彼からヒースあての
投函されていない手紙のことを知らされる

幼い頃から優秀な兄に対する劣等感に悩まされていた
ヒースはその手紙を読み非常に驚く
(僕はずっとヒースを妬ましく思っていた・・・)

実はヒースが覚えていないほど幼い頃は
父親はとてもヒースを溺愛していたのだ
しかしヒースが成長するに従い
別れた妻シャーロットを思わせる
言動や気質にかっとなることがしばしば

そんな母親に似て自分の嫌なことは
きっぱりとNOというヒースを
テレンスは羨ましいと思っていた・・・

ヒースはそれを読み、こらえきれず
嗚咽しながら
「俺のことをうらやんでるなんて言わないでくれ
アンタのようになりたかったのは俺の方だった」

吉田先生の作品では手紙を読むシーンが
登場人物の思いを知る大きなポイントになっている

バナナフィッシュではもちろん
英二が日本へ発つ前にアッシュに宛てた手紙



(おや随分雨が、ついでに雷も)

「ショーターも少年刑務所からマーディア宛に
手紙書いたんだよね?」

「おやすみ( ^ω^)・・・」

おやすみショーター🌟