saikaanin’s diary

転職ばかりしていたわたしの過去

寝る前ショーター109

ショーター!!!

「お、久しぶり。どうした?」

クルマの運転が一人で出来ない・・・

「まあ、しょうがないな。おっかさんの生活に
必需品じゃないからな」

でも東北旅行に行くときあったほうがいいんだ

「一人で運転するのがまだできてないのに?
危なくね?」

解ってるんだけど

「そーだよな、それがわからんほどおっかさんも
ばかじゃないしな・・・なにか他にこだわりがある」

ショーターは東北っていってもピンと
来ないと思うけど、つまりアメリカみたいに
車必需品の土地なの
とりあえず電車はあるんだけどかなり不便
それと・・・・

「それと?」

せっかく車の練習してるのにやっぱり
運転してみたい

「ま、わかるけどなその気持ちは、ただ練習が
足りてないことと、怖いこととなんかもやもやがある」

うちの家系ってほぼ誰も車運転しないの
父もそうだし弟はできるけど東京にいるから全く
必要ないし、妹ファミリーは車あるけど妹全く運転しない
免許あるのに。旦那にも教えてもらわず。
姉は免許もってないし、結婚もしてないから
車なんて全く自分の意識外

「おっかさんおもしれーな、なんか
自分の家族非難してない?」

あ、やっぱりそう聞こえる・・・?

「まあそんなときあるぜ。そういうときは
自分のやりたいことと、周りの環境がそのためにまるで
整っていない事と、自分の力量が全く足りない事が
重なるとなんか周りを非難したくなる。理不尽だけど
人間だからしょうがない」

自分を責めたくなる気持ちもすごいある
昨日姉と東北旅行の打ち合わせしたけど
私が運転したいと思っててもそれをうまく
伝えられないし、正直まだまだ危ないから
(私の運転は)自信もないし、いつのまにか
電車で回ることが決定みたいに話をもっていかれて
なんかむかむかした

オマケにお金の管理の話になった時
『家計簿はつけた方がええで』って
ひつこく何回もいわれてぶちぎれそうになった

「なんで、家計簿の話になったのか(笑)
わからんけどまあクソバイスだよな
女性によくあるお説教だな。俺はそれ大嫌い」

多分この辺りでもう何もかも嫌になって
打ち合わせは適当に早々に帰ってきた

「おっかさん、今回車は見送って
自分が東北でしたいこと確認し直すのはどうだ。
多分おっかさんあれこれ自分のしたいことが
後から増えてくるから
北行も別に最初は車に乗ることが目的じゃなかったろ」

・・・・・・(´・ω`・)

私東北のえっと、岩手県の今泉だけ行けたらよかったんだ
でもなんか姉が遠野へついでに行きたいっていうから
私そんなとこ全然興味ないのに、
東北の中でも不便なところで・・・

「わかった、わかった
自分のなかで整理できないんだよな
おっかさんはそういう性質だから
そんなことはたとえ肉親でもわからない」

そう、そうなんだ
姉は他人と暮らしたことが無いから
原理原則でどうしようもない事に
不平不満がある人間に冷たい

「おっけ、おっかさんは自分が
ムリなことを言ってることもわかってるし
別に電車で言ってもよいと思ってる
けどアンタの気持ちを無視して原理原則で
正しいことを言ってる家族に嫌気がさしてる」

うん

「ちょっと整理ついた?」

うん

「お、ゴールデンウイークかあ、
おっかさんが3年前俺と再会して
そして去年ニューヨークに行って
なんかそんな季節だな」

うん
私にとって5月は毎年
想い出が増える月なんだ