寝る前ショーター48
黄色い砂(イージュンがN.Yにきてから編⑨)
バタン!
勢いよくドアを閉める音で
俺は目がさめた
「な、なんだ!」
せわしなく走る足音と
何かにぶつかって物が落ちた
ガシャンというノイズ
俺は泥棒だと思い
引き出しから銃を出し
そっと自分の部屋から
音のする方へ近づいた
そこには、ちっこいボサボサ頭の娘が
「あー!遅刻しちゃうよぉ」
と呟きながらノートや本をカバンに
詰め込んでいる
はて・・・誰だ
「きゃ!ショーター朝っぱらから
わたしを撃つ気?!」
あっ、そうだイージュンだ
一晩眠ったら忘れちまってた