寝る前ショーター52
黄色い砂(イージュンがN.Yに来てから編11)
俺はイージュンに料理をまかせて
みることにした
さすがに常連とはいえ、気の毒になってきた
チャーハンと汁ソバばっかりじゃなあ・・・
姉貴の手順をよく覚えてるようで
あのでっかい中華鍋にはてこずってるが
出された料理を食ってみると・・・
「美味ーい!」
イージュンは照れ臭そうに笑った
「ショーター、スマホ鳴ってるよ」
アッシュからだ
『ショーター!すぐに来てくれ』
「どうしたアッシュ?」
『理由は後で話す!』
こんなときは、ろくでもない事
に違いない
店の準備をしているイージュンに
「ちょっと出てくる!すぐに戻るから!」
「えっ?どこ行くの?」