saikaanin’s diary

転職ばかりしていたわたしの過去

寝る前ショーター101

ニューヨーク編

ヘンリー・ダーガーのこと。
Wikipediaを読めば大方のことはわかる
けれど自分の記憶にとどめるため
このブログに簡単に書き写しておこう

母親とは幼い頃に死に別れ
愛情深い父親(ダーガーに早く
から読み書きを教え、身の回りの
世話も熱心に行っていたそうだ)
も彼が15歳の時他界

孤独な彼の人生に必要だったのは
自分の世界を作ること

時々作品をつくることのみを
目的にした人々がいる
有名、無名にかかわらず

彼の作品は創作物語、自伝、試験的な物
などそのページ数は膨大で一番有名な
『非現実の王国として知られる地における、
ヴィヴィアン・ガールズの物語、子供奴隷
の反乱に起因するグランデコ・
アンジェリニアン戦争の嵐の物語』と題された
物語は1万5000ページを超えるタイプ原稿に
巨大な挿絵が添えられていた。

今現在2023年を生きる私にはこんな人が存在した
ということが救いになる

「どういうこと?」

時間効率を考え無駄を省き
そのために日々努力を惜しまず
ぐだぐだする暇がない・・・そんな時代
に生きているものにとって
ああ貧しくて孤独でも自分の
世界をつくることでナントカ生きながらえる
ことができるんだ、ということを
証明した人がいることを知ったこと

「ま、つまり全くさえない人間でも
貧乏人でも頭悪い人間でも自分の
世界を作ることができれば寿命を全う
できることか?」

まあそんな感じかな

ほんとにショーターが言うと
身も蓋もないねえ

これは草間彌生様の作品